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【22年3月株価分析】KDDI<9433>安定配当・優待が魅力、連続増配株

銘柄分析

KDDI<9433>は個人投資家に人気のある銘柄です。

配当はしっかり、株主優待も魅力。

KDDIは 2022年01月28日に2022年3月期 第3四半期決算を発表しました。

さらに2022年03月18日更新の四季報により来期2023年3月期の予想もされています。

今回はその最新情報に基づきKDDIについてまとめました。

【2022年03月29日時点】

・総合点:70/100点

・中長期業績:12/20点

・今期業績:12/20点

・株主還元:19/20点

・財務健全性:16/20点

・割安度(株価):11/20点

このページは表やグラフを使用しております。

モバイル端末をご利用の方は画面を横にしてご覧いただければ

表やグラフが見やすいと思います。

よろしくお願いします。

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企業概要

KDDIは大手電気通信事業会社です。

auやUQモバイルの携帯電話分野や、5G・光回線の通信のイメージが強いですが、

近年では金融や物販など非通信分野にも力を入れています。

傘下に沖縄セルラー電話<9436>、ジュピターテレコム、ビッグローブ、エナリス、カカクコム<2371>等があります。

中長期業績(2017年3月期~2023年3月期):12/20点

良い点
  • 安定した営業キャッシュフローがある。
  • 営業キャッシュフローマージンも高い。
  • 大きな成長ではないが、微成長は続いている。
注意すべき点
  • au携帯電話料金値下げ等ある中で、これからも微成長を維持できるか。

業績評価指標について

1つのグラフで分かりやすいように以下6項目をまとめています。

どれも増加傾向にあると嬉しい数字です。

  • 1株当たり売上高÷10の値(÷10はグラフを見やすくするため)
  • 1株当たり純利益(のれん償却費や一時的な損益等も加える)
  • 1株当たり真の純利益(のれん償却費や一時的な損益等は加えない=継続的な企業力)
  • 1株当たり営業キャッシュフロー
  • 営業キャッシュフローマージン
  • 1株当たり配当金

枠外の配当性向は利益のうち何%を配当(株主還元)にあてているかを表します。

配当性向は高ければ高いほどいいというものではありません。

業績に関する各種評価指標について詳細はこちらをご参照ください。

今期業績(2022年3月期):12/20点

KDDIは2022年01月28日に第3四半期決算を発表しました。

その第3四半期決算は通期業績予想と比較して、

・売上高:75.0%(4,013,826百万円/5,350,000百万円)

・純利益:84.6%(554,221百万円/655,000百万円)

・1株当たり純利益:84.2%(246.46円/292.68円)

と順調に推移しています。

そんなKDDIの本決算発表は2022年05月中旬に予定されています。

株主還元:19/20点

配当

2021年3月期の配当(実績)は年間1株当たり120円(配当性向:42.2%)

2022年3月期の配当(予想)は年間1株当たり125円(配当性向:42.7%)

配当性向は利益のうち何%を配当(株主還元)にあてているかを表します。

配当性向は高ければ高いほどいいというものではありませんが、

40%を超える配当性向は株主還元に積極的なのが分かります。

KDDIは連続増配株です。

ただ2017年から微妙にではありますが、配当性向が増加傾向にあります。

利益成長以上に増配をしているということです。

配当を払い続ける体力のある会社ですが、

欲を言えば利益成長もあるとさらに安心できます。

株主優待

3月31日現在の株式保有数に応じ、以下相当額の「au PAYマーケット」商品カタログギフトがもらえます。

100株以上 1000株未満保有: 3,000円相当(5年以上継続保有の場合は5,000円相当)

1,000株以上 保有 : 5,000円相当(5年以上継続保有の場合は10,000円相当)

財務健全性:16/20点

投資する上で企業の財務健全性は非常に重要です。

財務健全性は自己資本比率、短期の資金繰りを確認します。

短期の資金繰りは流動資産と営業キャッシュフローで流動負債を支払えるかを確認しています。

自己資本比率も高く、短期の資金繰りも全く問題なさそうです。

割安度(株価):11/20点

2022年03月29日時点の株価情報がこちらです。

日経平均よりも高パフォーマンスで、代表的な指数である米S&P500指数と比較してここ5年の株価推移を示しています。

S&P500指数と比較しても、ここ5年の株価の変化は小さいです。

安定した配当が見込める反面、株価上昇はあまり大きくは期待できません。

一方で2020年2月・3月のコロナショック時の

株価下落が小さい点も注目です。

安定した配当、優待で株価も安定しています。

予想配当利回り、予想PERから見て現在の株価は高くはないですが、安くもないです。

欲を言えば3000円を切る価格(配当利回り4%以上)で買いたいところではありますが、

優待を考えると大きな利回りになるので、

長期保有前提で株主優待権利を得る最低単位100株を持つのはいいかもしれません。

割安度評価指標について

割安度に関する各種評価指標について詳細はこちらをご参照ください。

まとめ

業績は微成長で安定しています。

安定した営業キャッシュフローがあり、

配当を払い続ける体力もあると思います。

配当に加え、優待もあります。

財務健全性もしっかりしています。

連続増配、暴落時に比較的株価が下落しにくい点は魅力的です。

現在の株価は高くはないが、安くもないです。

長期保有前提で株主優待権利を得る最低単位100株を持つのはいいかもしれません。

欲を言えば3000円を切る価格(配当利回り4%以上)で買いたいところです。

微成長、増配を今後も維持できるのかを注意して見ていく必要もあります。

その他参考銘柄として、

売上・利益ともに成長が予想されているクリーク・アンド・リバー社や、

安定した株主還元が期待できるオリックスがあります。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

僕なりの目線で銘柄調べをしてみましたがいかがでしたでしょうか?

僕が興味を持って調べているだけで推奨というわけではないので、

そのあたりはご了承いただければと思います。

銘柄選定の基準は人それぞれです。

今後も気になった銘柄を僕目線で調べていこうと思います。

客観的に、良い点だけでなく注意点、悪い点も書くので、

あくまで一意見として何かの参考になれば嬉しいです。

またよろしくお願いします。

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