2021年6月はメンバーズから配当金を受け取りました。
そのメンバーズについてまとめました。
【2021年7月16日時点】
企業概要
企業のデジタルビジネス運用支援を行う会社です。
顧客企業のデジタルマーケティング支援専任チームによるサービスが主力です。
大手企業向けに専任チームによるWeb制作支援、多言語・グローバル対応、
データ分析、運用・アプリ開発を行っています。
また、中小・ベンチャー企業向けは、DX人材支援としてデジタル人材の派遣・支援を行っています。
将来的にデジタル人材が足りなくなることを前々から見越し、
積極的に人材採用を進めてきています。
その人件費増をこなしながら成長を続ける企業です。
業績推移
2017年3月期~2021年3月期(実績)、
2022年3月期(会社予想)、2023年3月期(四季報予想)を並べています。
1つのグラフで分かりやすいように以下6項目をまとめました。
どれも増加傾向にあると嬉しい数字です。
- 1株当たり売上高÷10の値(÷10はグラフを見やすくするため)
- 1株当たり純利益(のれん償却費や一時的な損益等も加える)
- 1株当たり真の純利益(のれん償却費や一時的な損益等は加えない=継続的な企業力)
- 1株当たり営業キャッシュフロー
- 営業キャッシュフローマージン
- 1株当たり配当金
枠外の配当性向は利益のうち何%を配当(株主還元)にあてているかを表します。
配当性向は高ければ高いほどいいというものではありません。
具体的な数値がこちらです。
モバイル端末をご利用の方は画面を横にしてご覧いただければと思います。
配当
2021年3月期の配当(実績)は年間1株当たり17.5円(配当性向:25.1%)
2022年3月期の配当(予想)は年間1株当たり23.5円(配当性向:25.2%)
1株6円(34%増)の増配は大きいです。
配当性向は変わらず利益成長にともなう大幅な増配であることがわかります。
今後も利益成長が続く限り、それにともなう増配が期待できます。
株主優待
株主優待はありません。
財務健全性
自己資本比率、短期の資金繰りを確認します。
短期の資金繰りは流動資産と営業キャッシュフローで流動負債を支払えるかを確認しています。
自己資本比率も高く、短期の資金繰りも問題なさそうです。
株価情報
2021年7月16日時点での株価情報がこちらです。
日経平均よりも高パフォーマンスで、代表的な指数である米S&P500指数と比較してここ5年の株価推移を示しています。
また、予想PERは2022年3月期会社予想、 2023年3月期四季報予想の1株当たり純利益をそれぞれ使用しております。
予想配当利回りは2022年3月期会社予想の1株当たり配当金を使用しております。
S&P500指数と比較しても、ここ5年の株価上昇は6倍以上です。
これは、あのGoogle(Alphabet)よりも高パフォーマンスです。
同じ連続増配株であるKDDI<9433>とはまた違う魅力があります。
ですが、今の株価水準は高いです。
2023年3月期予想PERでも25.80倍あり、
2年後、さらにその先の成長まで織り込んでいる株価です。
まとめ
業績は好調です。
売上高、純利益ともに2桁成長を予想しています。
利益成長にともなう増配も続けており、魅力的な銘柄です。
ただし、株価水準は高く、今から入るのには注意が必要です。
もう既に2年後の成長まで織り込んだ株価になっており、
さらにその先の成長を見越して上がるのか、
いったん織り込み済みで下がるのかわかりません。
どちらにしろ、今後の成長が予想通り推移するのかには注意が必要です。
また、このような高PER銘柄は金利の影響も大きく受けるため、外部環境や金利の変化にも注意が必要です。
最後に
分析銘柄は推奨というわけではないので、最終的には自己判断での投資をお願いします。
カテゴリーは投稿日の情報を基準に分類しています。
今後も気になった銘柄をまとめていこうと思います。
客観的に、良い点だけでなく注意点、悪い点も書くので、
一意見として何かの参考になれば嬉しいです。
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