2021年6月はコムチュアから配当金を受け取りました。
またコムチュアは2021年7月30日に上方修正&増配を発表しました。
今回はそのコムチュアについてまとめました。
【2021年7月30日時点】
企業概要
クラウドとビッグデータ/AIでDX(デジタルトランスフォーメーション)時代をリードする会社です。
クラウド(プラットフォーマー連携、構築)、デジタル(ビッグデータ・AIツール)、ビジネス(ERP)の各ソリューションとプラットフォーム・運用サービスを提供。
ソリューション事業はグループウェア(複数のミドルウェア製品対応、日本IBM「Lotus Notes」「WebSphereポータル」、マイクロソフト「Exchange」、自社プロダクト「CNAP」)、ERP(SAP製品)、Web(クラウド・AI・IoTシステム)、Fintechアプリケーションなどの導入から開発・運用保守までサポート。
ビッグデータ・人工知能・IoT領域との連動による新分野・ロボティツクス分野へのイノベーションを推進。
2020年AIソリューションのコージェントラボ社と資本業務提携、デジタルラーニング事業を開始、センシンロボティクス(産業用ドローン)と資本業務提携、キヤノンマーケティングジャパンから教育・研修業のエディフィストラーニングを譲受(13億円)。
業績推移
2017年3月期~2021年3月期(実績)、
2022年3月期(会社予想)、2023年3月期(四季報予想)を並べています。
1つのグラフで分かりやすいように以下6項目をまとめました。
どれも増加傾向にあると嬉しい数字です。
- 1株当たり売上高÷10の値(÷10はグラフを見やすくするため)
- 1株当たり純利益(のれん償却費や一時的な損益等も加える)
- 1株当たり真の純利益(のれん償却費や一時的な損益等は加えない=継続的な企業力)
- 1株当たり営業キャッシュフロー
- 営業キャッシュフローマージン
- 1株当たり配当金
枠外の配当性向は利益のうち何%を配当(株主還元)にあてているかを表します。
配当性向は高ければ高いほどいいというものではありません。
具体的な数値がこちらです。
モバイル端末をご利用の方は画面を横にしてご覧いただければと思います。
配当
コムチュアは配当を年4回出しています。
年間の合計額でみると、
2021年3月期の配当(実績)は年間1株当たり31.00円(配当性向:47.42%)
2022年3月期の配当(予想)は年間1株当たり35.00円(配当性向:46.48%)です。
この企業は配当性向 45%以上を目指す方針を持っており、
2021年7月30日会社発表でもあるように、
今後も業績の上方修正が行われると、
配当性向が45%以上になるように増配も期待できます。
株主優待
(株価に対してではなく、企業業績に対して)高配当なのに加えて、
年2回株主優待ももらえます。
3月末日、9月末日に300株以上保有の株主に対して、
1,000円相当のクオカードがもらえます。
財務健全性
自己資本比率、短期の資金繰りを確認します。
短期の資金繰りは流動資産と営業キャッシュフローで流動負債を支払えるかを確認しています。
自己資本比率も高く、短期の資金繰りも問題なさそうです。
株価情報
2021年7月30日時点での株価情報がこちらです。
日経平均よりも高パフォーマンスで、代表的な指数である米S&P500指数と比較してここ5年の株価推移を示しています。
また、 予想配当利回りは2022年3月期会社予想の1株当たり配当金を使用しております。
予想PERは2022年3月期会社予想、 2023年3月期四季報予想の1株当たり純利益をそれぞれ使用しております。
S&P500指数と比較しても、ここ5年の株価上昇は2倍以上の高パフォーマンスです。
これはメンバーズ<2130>には劣りますが、
世界を代表する企業であるGoogleやFacebookよりも高パフォーマンスです。
今の株価水準は長期的に見ると安くないです。
配当も企業業績から見るとかなり還元してくれていますが、今の株価から見るとあまり魅力的ではありません。
PERで見ても成長ありきの株価になっています。
まとめ
上方修正&増配が発表され、改めて2022年3月期は売上、利益ともに2桁成長になりそうです。
配当性向 45%以上の方針を持っており、今後も業績にともなう増配が期待できます。
個人的には今のコムチュアの立ち位置を考えると45%は高すぎると考えています。
成熟しきった後で45%も還元してくれるのはありがたいですが、
まだまだ成長が期待できるコムチュアにはより成長にお金をかけてもらい、株価で還元してほしいです。
配当に加えて300株以上保有していると年2回クオカードももらえます。
財務的にも健全です。
株価は長期でみると 米S&P500指数と比較しても高パフォーマンスで推移してきています。
最近は成長鈍化の懸念もあり、株価も低迷している印象でしたが、
今回の上方修正で、売上、利益ともにまだ順調に成長できそうなことが確認できましたし、
引き続きこの成長を続けていけるのかを確認していきたいです。
最後に
分析銘柄は推奨というわけではないので、最終的には自己判断での投資をお願いします。
カテゴリーは投稿日の情報を基準に分類しています。
今後も気になった銘柄をまとめていこうと思います。
客観的に、良い点だけでなく注意点、悪い点も書くので、
一意見として何かの参考になれば嬉しいです。
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