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株初心者時の失敗:優良銘柄を底値で損切りからの学び・勉強

資産運用

僕の初めての投資は2012年5月でした。

初めて買った銘柄は富士フイルムHD<4901>。

当時の株価は1600円台。

2021年6月23日現在株価は8013円。

そんな富士フイルムHDを当時の投資初心者の僕はほぼ底値で損切りしました。

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1600円台で購入

株式投資をはじめると決めて、

申し込んだいくつかの証券口座の開設を待っている間、

株式投資の基本について本などで勉強しました。

PERやPBR、配当利回りなど、

得たばかりの知識を総動員して銘柄をいくつか選定。

その1つが富士フイルムHDでした。

当時勉強した本には適切なPERが企業業績別に示されており、

富士フイルムHDは明らかに割安でした。

初めて買付の申請をするときは緊張しました。

申請ミスがないように何度も確認しました。

1658円で約定したときは、

これで株式投資をスタートできた満足感なのか、

約定しただけで嬉しかったのを今でも覚えています。

耐え切れず1500円台で損切り

株式投資をスタートできた喜びもつかの間でした。

2012年5月の株価推移はほとんどの株と同様に、

富士フイルムHDも下降トレンド。

当時の僕は、購入価格以下に株価が1円でも落ちると気が気じゃありませんでした。

日々の株価推移に一喜一憂していました。

1日株価が下落すると、ずっとどこまででも落ちるんじゃないか、と思い込んでいました。

勉強した本の通りだとこの銘柄は割安、

「すぐに」株価が上がるはずなのに全然上がらないじゃないかとも思いました。

一方で、

「損切りをしっかりしよう」

そんなことが勉強した本に書いていました。

その言葉を後押しに、結局1585円で損切りしました。

保有期間はわずか1週間でした。

ですが、当時の僕はもっと長く苦しんだ感覚でした。

売却後に反発、今では8000円台

その後2012年9月に1240円で底を打ち、

アベノミクス効果で大きく反発しました。

その後上がり下がりを繰り返しながらも

現在株価は8013円となっています。(2021年6月23日現在)

当時の購入価格1658円を基準に見ると、株価は約4.8倍。

現在の1株配当100円は 当時の購入価格ベースで配当利回り6%超えになります。

学び

この経験から以下のことを学びました。

  • 外部環境の影響の大きさ
  • 買いタイミングが本当に重要
  • 損切りは重要
  • 日々の株価推移に一喜一憂しない
  • 最低限の勉強と相場経験の両方が必要

外部環境の影響の大きさ

2012年当時、どれだけ指標的に割安でも多くの銘柄の株価下落が続いていました。

ところが、金融緩和、低金利といった外部環境のおかげで一変。

それまで下がり続けていた銘柄が続々と反発していくところを見ました。

企業業績ももちろん大事だが、

それ以上に外部環境が大きく株価に影響を与えていることを肌で感じました。

今は好調だが、どんな株でも軒並み下がることもありえるので注意したいです。

買いタイミングが本当に重要

買いタイミングが本当に重要です。

誰もどこが底値かなんてわからないので、

底値で買うのが大事と言いたいのではありません。

割安だと言われる株価で買うことができれば、

現在の株価推移は精神的に楽です。

また上記の富士フイルムの例では、

購入価格に対して配当利回りが6%超になっており、

長期的に見ても本当においしいです。

損切りは重要

現在の株価を見ると、

当時損切りをするべきではなかったと思うかもしれません。

ですが、僕は損切りは良かったと思います。

仮に今持っていないことを悔やむのであれば、

どちらかというと損切り後に改めて購入できなかった点を責めるべきで、

損切りは良かったと思います。

実際損切り後に4ヶ月もさらに株価は下がり続けました。

日々の上がり下がりに一喜一憂していた当時の僕には、

その状況は精神的に良くなかったと思います。

日々の株価推移に一喜一憂しない

「すぐに」適切とされている株価にならないことを学びました。

富士フイルムHDも反発後、現在の株価に至るまでずっと上がり続けたわけではなく、

上がり下がりを繰り返しながら上昇してきました。

日々の推移に一喜一憂しても意味がありません。

最低限の勉強と相場経験の両方が必要

最低限の勉強は重要です。

外部環境の影響が大きくあったとは言え、

株価が上昇した今、当時を振り返ると、

当時の買値が非常に割安であったことを再認識できます。

つまり、本に書いていたPERなどの指標が本当に割安であることを

示していたのだということです。

ちなみに僕が初めて株式投資を勉強した本がこちらです。

この本だけで充分とは言いませんが、初めの1冊としては読みやすくていいと思います。

一方で教科書通りには相場が動かないことも学びました。

その生き物のような動きに翻弄されないようにするためにも、

日々の株価に一喜一憂しないためにも、

相場を実際に経験してみて、株価の上下の時間軸の感覚などを養うことがとても重要です。

それにいくら勉強をしても勉強だけでは実際に利益は得られません。

株式投資の相場経験は意外と簡単に始められます。

僕は株を始めるとき、まずは複数の証券会社の口座を開設しました。

口座開設だけなら無料ですし、証券会社によって利用できるサービスが異なるためです。

取引はしないけどサービスだけ利用している証券口座もあります。笑

取引面では松井証券やLINE証券は始めやすいと思います。

サービスはマネックス証券が使いやすいです。

松井証券ではじめる株式取引

僕は日本株取引は今でも松井証券を使っています。

1日の約定代金合計50万円以下の株式取引手数料が無料なのが魅力です。

少額から取引を始める場合、ほとんど手数料を払わなくてもいいのではないでしょうか。

LINE証券

またLINE証券は1株単位、数百円から株が買えるのが魅力です。

通常は100株単位で売買されており、

ある程度まとまった額が投資に必要ですが、

LINE証券ではその100分の1の額から投資が可能です。

マネックス証券

マネックス証券は口座開設するだけで、

あの四季報が無料で読めます。

それだけでも開設する価値があると思います。

もしまだ株取引をされたことがない方は、

このあたりの証券会社を用いて

少額、余裕資金で

本の勉強だけでは得られない相場経験をしてみてはいかがでしょうか。

最後に

僕の初めての投資は

今となってはとても懐かしい、良い経験ですが、

当時の僕にとっては、初めての取引で損をした苦しい経験だったはずです。

「損をした」→「株式投資は怖い」

となりかねない経験だったのに、

株式投資をやめずに良かったと思います。

この経験があるから今の僕があります。

この銘柄では損をしましたが、

全体で見ると資産は順調に増えています。

株式投資を始めて、今なお続けていて

とても良かったです。

皆様にとっても、何か僕の経験から得るものがあれば嬉しいです。

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